2015/10/04

秋のひとり旅_Lago di Lugano

到着して1週間。

日本であれば週末は自宅で映画三昧。
といったところだけれど、こちらではうかうか家に居られない….部屋が極寒で。

しかし自宅を出たその通りの先に、ミラノ中央駅が真っ直ぐ見える徒歩10分の好立地。
其方は旅に出なさい….」と、旅の神に言われているような気がしてならないので早速家を後にしました〜。

南スイスの街 Luganoにて毎年開催される Festa d'Autunno=秋祭りへ!!


とその前に….細か過ぎるこのBlog、壮大過ぎるミラノ中央駅の説明を少し。
リバティ×アールデコ様式他の混合様式で、フランク・ロイド・ライトにより「世界でもっとも美しい鉄道駅」と称されているだのという。
そして、ムッソリーニ時代の権力の象徴とも言われているダイナミ〜ックなサイズ感(幅200m×天井72m)


チューリッヒ行きの電車に乗って約1時間。


目指すはMilanoから約60km。スイス・ティチーノ州。
ホッとできるイタリア語圏のLuganoです!!


街の中心地は歩行者天国となり、地元の特産品や衣料品を販売するテントなどで、メルカートは大賑わい♪更にちょっとしたコンサートが至るところで開催されているので、行き交う人々が自然とニコニコ。心がとても癒された。


ラムの串焼き€1.00。


そしてランチのメインは、ティチーノ名物のポレンタにポルチーニ茸をトッピング。恐ろしいことに€20.00!!(この後、何をするにしてもスイスの物価が高過ぎでげんなり….)
他、焼き栗にモンブランのパンナ乗せなど、秋の味覚最高ね〜。


そして趣味の教会巡りをいくつか….
その1:Cattedrale di san lirenzo


その2:Chiesa di San Carlo Borromeo(突然COOPの隣に位置する)


湖畔に広がる遊歩道を散歩、ただひたすら歩く。


そこから第二の目的地、スイスにあるイタリアの飛び領土へ向かった。
その名も、カンピオーネ・ディタリア(Campione d'Italia)

「東京から来たよ〜。」という一言に大いに喜んでくれた船長たち。やはり訪れる者は少ないのかな。


ぬ〜ん、気持ちえ〜ぇ。海は苦手だけど湖は好き。


さぁ〜て見えてきた、名物カジノ!!
スイスではカジノの掛け金に制限があるが、この街では無制限とのこと。


日曜日ということもあり、街は人が少なくのんび〜りとした様子。


人の気配が全く感じられなかったので、別荘地エリアに踏み込んでしまったのかな?
途中、趣味の建物探訪に切り替える。


今回ここを訪れた目的はというと….
マドンナ・デイ・ギルリ教会(Chiesa di Madonna dei Ghirli)を訪れたかった為。

1300年代のオリジナルで、1700年代に再建されたバロック様式の教会。
湖に面する静かな環境で、ここでも人にすれ違うことはなかった。


この地で唯一名のあるリストランテDa Candida。営業時間を外してしまってアウト〜。
ギャーギャー言ったら、コーヒーを出してくれるというあたたかさに涙。


そして、日曜日だから教会見学しかやることがない。

その2:モダンなデザインのサンピエトロ礼拝堂(Oratorio di S.Pietro)
ここはカンピオーネ出身の建築家&彫刻家によって14cに建てられた優美な建物。


その3:サン・ザノーネ教会(Chiesa di San Zanone)


街で絡まれた人々。
左:そのスカーフどこの?と突然聞かれる。
右:長崎で合気道の修行をしたことがあるというので演舞を見せてもらう、笑。


あ〜この街好きだわ〜。
老後にいい〜。

帰り、地元っ子と話し混んでしまい船に乗り損ねた私。
「待ってぇ〜〜〜〜!! 乗せてぇ〜〜〜〜!!」と必至に手を振り叫ぶと、なんと船をゆ〜っくり旋回させて戻って来てくれるという….

他の乗船者達から「お前やるな!!」とハイタッチをして出迎えてくれたけれど、なんてみっともないことをしてしまったのかと超猛省。

イタリア人の懐の厚さにほっこりした流れから、帰りはスイスビール片手に酔いどれ帰宅。また来週も旅に出よう〜。


a presto!!